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ネパールで注意したい虫と動植物

ネパールの田舎は、虫と動植物の天国だ。

特に農村部を訪れる時や、ホームステイ等で田舎で住む時に、是非注意して欲しい動植物をあげてみたい。

ノミ(ウピヤン)

まず1つは私の個人的な理由で。実は私はノミアレルギー持ちであり、刺されると激しく痒く水泡になり

1ヶ月間は綺麗に治らない。どころか、数年前に噛まれた場所が小さなクレーター状になって

未だに跡が残っている、だから私はノミが大の苦手なのだ。

ネパールでは、今でも少しカトマンズ郊外に行くと、ヤギや鶏の厩舎と住居が同じ建物内に存在する家も

まだまだある、もっと田舎では更に家畜と人間の密接度は高い。

その為、ノミが日常的に家にいる家庭もあり、一泊すれば体中を刺されて半泣きになることも。

虫よけスプレーも気休めにしかならないことを付け加えておく。

ノミアレルギーを持っていなくても、ノミに刺されると蚊とは比較にならないぐらい痒みが強いので

日本から痒み止めを持ってくることをお勧めする。

野良犬(ガウン・コ・ククル)

この子の名前はTiger、村犬だったがとてもいい子だった

この子の名前はTiger、村犬だったがとてもいい子だった

カトマンズの街中でも郊外でも、田舎でも野良犬はそこらじゅうにいる。

特に注意したいのが、街中でいる犬よりは、村の(村犬)。

誰かが飼っている犬ではないが、村の残飯や村人が与える食べ物で村に住み着いていることが多く

村人以外の人間がテリトリー内に入ると、吠え掛かってくることが多い。

特にネパールは狂犬病発生国であり、噛まれると極めて危険である。

ご存知の通り、狂犬病が発症した場合の死亡率は限りなく100%に近い。

犬に吠え掛かられた場合は、後ろを見せずに、ゆっくりと犬のほうを見ながら後ずさりすること。

後ろを見せた場合、死角から噛みつかれる可能性がある。

そして後ずさりしながら、避難できる建物があるか、すぐ近くに犬を追い払ったり、助けてくれそうな人や人家はあるか?などを確認し、可能であれば他人の家の敷地内であっても避難することも重要。

私はスクーターに乗っている時に何度も追いかけられたことがあるが、肝が冷えた。

あまり経験したくないことの一つだ。

ダニ

もし、村の牛や野良犬を近くで見る機会があれば、牛はお尻付近野良犬は耳の中や顎付近を

じっくりと見て欲しい。

何かつるんとした肌色や茶色の干しブドウみたいなものが、いくつかぶら下がっていることが結構ある。

時には牛のお尻に何十個もぶら下がっていることも。

実はこれ、全て吸血ダニ(マダニの類)である。

日本でもマダニによる重症熱性血小板減少症候群(SFTS)が報告されているが、少し前にネパールで疑わしい患者が出たというニュース以外は、現時点では報告されていないものの、そのニュースの続報がない。

だが、隣国中国では発生報告もあり、渡り鳥による国境を越えた感染拡大ルートも指摘されていることからも、十分注意はするべきだろう。

シラミ

日本でも近年シラミが児童の間で問題になったことがあるが、カトマンズ周辺の村でも、時折家の庭などで家族の頭部を櫛ですき、シラミ取りをしている光景を見ることが出来る。

昔と比べて、衛生状態は良くなったとはいえ、体感的には都市部よりも山村部でそういった光景を見ることが多く、特に田舎の家で宿泊する際は、枕などの寝具からうつる場合もあるので注意が必要。

ヒル(ズカ)

カトマンズから少し離れると、まだまだのどかな田園風景が広がる場所も多いネパール。

特に今でも農民やトレッキングをする観光客を悩ませるのがヒルである。

小さいものから、大きいものまで千差万別で、気が付けば親指大ぐらいまで血を吸って大きくなっている

こともしばしばある。山間部をトレッキングをする際には十分に対策を行いたい。

南京虫

英語では「bed bug」と呼び「nepal bed bugs」で検索すれば、結構な数がhitする。

私は、安いゲストハウスばかりで宿泊してきたのだが、幸いにも南京虫の被害にはあったことがない。

ただ、実際にネパールを含めた途上国での被害もよく耳にする。

ベッドやマットの裏、シーツの折り目等に潜んでいることが多いので

宿泊したらまず先にチェックすることが大事。

イラクサ

これは、日本にも自生しているのだが、ネパールではかなりの頻度で道端に生えているのを見かける。

ネパールではこれを薬草や繊維に利用するのだが、葉や茎に細かい棘がびっしりと生えている。

Quoted from © Taste of Nepal

以前に、一度好奇心で茎に生えている棘に人差し指を触れてみたのだが、途端に激痛が襲い、強く指を抑えるほどだった。幸い、30秒ほどで痛みは治まりその後は痛むことも腫れることも無かったが、痛みの程度はかなり強い。人によっては、水疱になることもあるようだ。

ネパールの友人は、以前に危うくイラクサの群生にバイクで突っ込みそうになったという。

またこれを知らずに野糞をして、拭くかわりにこの葉を取って酷い目にあったとか、ネパールではイラクサを語る上ではこういう笑い話も結構あるのだ。

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