(X-DAY)衝撃!ネパールの物価が日本に並ぶ日

インフレの激しいネパール、もはや1杯1ルピーや50パイサ(1ルピーは100パイサ)でカトマンズで、お茶(チヤ)が飲めた時代は、遠い過去のことだ。

今やカトマンズの路上の茶屋でも、味気ない使い捨てのプラスチックの容器で1杯20ルピーもする。

タメルでも1万円あれば、ひと月は小綺麗なホテルに滞在し、毎日3食レストランで食事ができた夢のような時代があった。その頃のタメルは今のように広くなく、まだローカル食堂や居酒屋があり、日干し煉瓦の建物も結構残っていた頃のことだ。

今は観光用にちらほら見かけるだけのリキシャも、庶民の日常生活の足として数多く活躍していた。夜になれば、生演奏のある小さな居酒屋からの静かなギート(音楽)が、ホテルの窓から聞こえてきたものだ。

個人的に駄菓子指数と呼んでいる、私の物価指数がある。

数年前は1ルピーで4個買えたネパール製の飴玉、それがあれよあれよという間に1ルピーで2個になり、現在では1ルピーで1個になり、物によれば、2ルピーで1個になったものもある。

特に価格を含め、私が注視している駄菓子の一つにChocofunがある。

(quoted from Sujal Foods Pvt. Ltd.)

日本の駄菓子にもクオリティでひけを取らないChocofun

チョコレートでコーティングされたクリーム入りのウェハースはとても美味しく、パッケージを外して日本人が食べても、ネパール製のお菓子だとは思わないだろう。ネパールでも大人気のお菓子の一つだ。

これが初めて発売された数年前は、1つ2ルピーだったのだが、今や5ルピー。これと同じものを日本で販売したと仮定すると価格は約20円が妥当だろうか。

このままネパールのインフレが減速することなく進めば、Chocofunが邦貨20円相当になるのは、恐らくそう遠い未来ではないはずだ。更に円安が加速した場合、それはもっと早くに訪れることになるだろう。

子供たちが気軽に買えるお菓子の値段が、日本と同じぐらいになる頃には、ネパールはどうなっているのか?少なくとも生活コストの低さを目的に、アジアで長期滞在するバックパッカーの滞在先候補からはネパールは外れているに違いない。そもそもその頃には、他のアジアの後発開発途上国と呼ばれる国々の物価も、似たような状況になっているだろう。

ネパールでも、子供達が笑顔で小銭を握りしめて雑貨屋に駄菓子を買いに来る光景は、よく見かける。

ネパールの駄菓子が、日本の駄菓子の価格に並び、それでも気軽にネパールの庶民の子供たちが日常的にそれらを口にするようになった時、それはネパールの庶民の経済的体力が十分について来たこと、そしてネパールで旅費やビザ代金を含めた長期滞在するコストが、日本で同期間住むよりも高くなる時代が訪れることを意味する。

一部物価が既に追いついているものもある、それはジュース類だ。

日本の量販店で250mlの缶ジュースが税別19円などで売られているのを目にした人はいるだろう。

税込みでも21円だ。だが、既にネパールでは250mlの瓶コーラが35ルピーである。

本日のレートで約37円。消費税抜きで37円とすると、その値段で250ml缶コーラの安売りを日本でも時折見かけるレベルだし、コカ・コーラに拘らなければ、類似品の350mlが、それより消費税込みでも安い時もある。

また、Tシャツ等の衣料品もネパールの価格に毛が生えれば、日本のしまむら価格に追い付きそうだ。

既にしまむらでのセール品よりも、ネパールで買うほうが高いものも増えてきたことを実感する。勿論、縫製などの品質面ではまだやや劣るものの、価格品質両面において追い付くのも時間の問題だろう。

古くからのネパールを知る日本や欧米の旅行者が、随分ネパールの物価が上がったと嘆く声もよく聞かれるようになった。

それでもネパールの中間層の消費欲は現在もうなぎ上りである、これの意味するところは・・・・

旅行者や、長期滞在者の財布を直撃するネパールの物価上昇、これは今後も継続した記事の案件としたい。

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